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執筆者の写真蓮村 俊彰

Quantum Transformationのエコシステムを一緒に創りませんか?

はじめまして。量子の技術で社会を変革するQuantum Transformation(QX)プロジェクトの蓮村です。この度、代表の寺部とともにQXを立ち上げました。そんな私は量子技術分野の専門家ではありません。微力ながらこの日本社会の産業創造・新陳代謝に貢献したいと願う一介のビジネスマンです。





 何故、産業創造かと申しますと、産業が衰退し、消失すると、私達みなが暮らすこの社会が滅ぶからです。私の祖父は住友金属鉱山で働く鉱山技師でした。当時祖父が働いていた北海道は紋別市の鴻之舞鉱山の鉱山都市が母の生まれ故郷です。この鉱山都市は、鉱山都市の宿命ですが、閉山と共にそこで働いていた人々とその家族、そしてそれらの人々を顧客としていた地域の産業エコシステムが丸ごと失われ、地図上から消失しました。



祖母、母、私の親子3代で鴻之舞鉱山都市跡を巡る旅をしたことがありましたが、かつてここに1万数千人もの人々が暮らしていたと想像するのは難しいほどに街は美しい自然に還っていました。


 鉱山都市の閉山は劇的な人口移動を伴う例ですが、産業の衰退や消失とともに人口が流出し、社会を維持できなくなる例は枚挙に暇がございません。古来、狩猟採集や農耕の時代から、それらの「産業」に適した自然環境が失われる度、人類は民族大移動をしたり、世界遺産となるような遺構を残して文明ごと姿を消してきたのはご存知の通りです。また近年財政破綻した国内外の自治体は、その契機として地域を支える主要産業の喪失があると存じます。


 私はカメラマン→電通マン→商社マンという職歴です。カメラマン時代に、世界中津々浦々を巡りました。そして産業が勃興し活気にあふれる街、様々な要因で産業が斜陽にあり緩やかな衰退に甘んじる地域、そして遺跡、廃墟、もしくはその一歩手前といった趣の地、それぞれを肌で感じてきました。

取材先には戦地も含まれましたが、私見として集団と集団の争いの背景の一つには、やはり生活を支える産業に不具合が生じていると感じています。


  2児の父として感じるのは、日本社会を支えるこれからの産業について、どうしたものだろうという、この社会のメンバーとしてのピュアな気持ちです。


 そういったモチベーションから、前職時代より、日本社会の産業創造・新陳代謝にアプローチしてきました(詳細)。私が生まれたころは絶頂期、社会人になったころもまだまだ日本のGDPは中国にも抜かれる前で、日系企業は趨勢を誇っていたと記憶します。しかし、インターネットによる社会変革に代表される、今でいうDXに乗り遅れたがために、状況は一変している理解です。

 よく言われる話ですが、平成元年当時、世界の時価総額ランキングTOP30中21社は日系企業だったようです。しかし、令和元年には0社になりました。また、昨年2020年の報道で記憶にある方も多いと思いますが、GAFAM(Google, Amazon, FACEBOOK, Apple, Microsoft)の時価総額の合計が、東京証券取引所一部上場企業全社の時価総額合計を越えたそうです。


 昨今、日本社会のビジネス現場ではDXという言葉を聞かない日は無いくらいとなりました。それだけ生き残りを賭けるフェーズにいよいよ差し掛かっているのだと思います。

戦後日本の経済産業界の「追いつけ、追い越せ」の掛け声を引用するならば、私見ながらDXはシリコンバレーを震源とする新たな文明開化に「追いつけ」という活動やも知れません。そう考えた時、先行するプレーヤーに追いつくだけでなく、「追い越す」ために必要な戦略とは何なのでしょうか?

私達Quantum transformationプロジェクトはそれを、デジタル技術(Digital)による社会変革(Transformation)の次に必ずやってくる量子技術(Quantum)による社会変革(Transformation)を主導することだと考えます。



アナログからDX、そしてQXへ
アナログからDX、そしてQXへ


Quantum transformationはDXを土台とした社会変革ですので、まずは確実にDXを成し遂げなくてはなりません。しかし、その際、DXをゴールとせず、その先の、未だ世界の誰もが経験しておらず、誰も見通せはしないながら必ずやってくるQXへの挑戦を意識することが肝要かと思います。

平成に於いて、DXに私達は幾何か遅れをとり、一時の衰退に甘んじたやもしれませんが、令和において生じたQXでは世界をリードし、社会変革を主導したと胸を張って次の世代にバトンを渡せれば、これほどうれしい事はないのではないでしょうか。



QXは未来世代へ
QXは未来世代へ


 やたらと壮大なことを申しておりますが、やってやれなくはないでしょうし、やらねばこの先にある未来は決して明るいものではない気も致します。このQuantum transformationのうねりを広げ大きくしてゆくためには、志を共にしてくださる様々な方のボランタリーな参画が必要不可欠です。一緒にQuantum transformationを目指し、そのグローバルな産業エコシステムをこの日本社会から作ってゆきませんか?


よろしくお願いいたします。

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